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伝統野菜「大和まな」でご当地レトルトカレー 農園とバー異色のタッグで完成 奈良

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 地元の伝統野菜を活用して奈良の魅力を発信しようと、県内の農園とバーがタッグを組み、有機栽培(オーガニック)の「大和まな」を使った、2種類のご当地レトルトカレーを完成させた。9日から順次、県内外の百貨店や土産物店などで販売する予定で、「奈良にうまいものあり」を全国にアピールしたい考えだ。

 農園は、農薬や化学肥料を使わない有機栽培にこだわる宇陀市の「山口農園」。農林水産省の「有機JAS」規格の認定を受けた、安全安心な約10種類の有機葉物野菜を栽培、出荷している。

 新商品が誕生したのは、同農園の山口貴義社長(45)が昨年、中小企業家の会合で大和郡山市のショットバー「Bar Sally(バー・サリー)」の店長、新田豊さん(45)と知り合ったのがきっかけ。新田さんは当時、奈良の新名物を作るべく、県内カレーコンテストで優勝した自慢の裏メニュー「サリーズ・カレー」のレトルト化に取り組んでいた。奈良の発信力の弱さに常々はがゆさを感じていたという2人は、「奈良を盛り上げたい」との思いで意気投合。同農園の大和まなをご当地レトルトカレー化することを決め、昨秋から開発をスタートさせた。

 完成したのは、山口農園の「農家のたっぷり野菜カレー」と、サリーの「奈良鹿ないカレー・エスニック」の2種類。大和まなは煮崩れしやすいため、いずれも粉末で使用している。

 同農園の野菜カレーは化学調味料や肉エキスを一切使わず、代わりに大量のタマネギでうまみを出した。具には国産のジャガイモや大根、シメジなどを使用。味は新田さんの監修で、野菜の濃厚な甘みと、ぴりっとあとから追いかけてくる辛さが特徴だ。

 一方、サリーのカレーは鶏の手羽元とゆで卵が丸ごと入っており、食べ応えのある一品。奈良鹿ないカレーは昨春に第1弾を発売して以降、シリーズ化して人気となっており、「エスニック」は第3弾になる。カレーとハヤシの間のようなさっぱりとしたルーが売りだったが、今回は全くテイストの異なる「カレー好きのためのカレー」に仕上げた。

 大和まなは味にクセがないため、カレーで風味を感じることは難しい。ただ、山口さんは「みずみずしい大和まなはサラダで食べてもおいしい。カレーをきっかけに多くの人に奈良や奈良の野菜に興味を持ってもらい、農業の活性化にもつなげたい」と話した。

                  ◇

 農家のたっぷり野菜カレーは9日から県内外の百貨店や自然食品取扱店で、奈良鹿ないカレー・エスニックは12日から県内の土産物店を中心に販売する。問い合わせは山口農園(電)0745・82・2589、バー・サリー(電)0743・55・3001。

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