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【関東ぐるり わがまち文化遺産】「新選組筆頭局長芹沢鴨生家跡」(茨城・行方)

芹沢鴨生家跡とされる芹沢家旧宅の門=4月26日午前、茨城県行方市芹沢(上村茉由撮影)
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 ■人々の心つかむ謎多き人生

 行方市芹沢(旧行方郡芹沢村)は、知る人ぞ知る「新選組ゆかりの地」だ。新選組初代筆頭局長、芹沢鴨の出身地といわれ、地元の名家、芹沢家の旧宅は「芹沢鴨生家跡」としてファンに親しまれている。

 生家跡は、のどかな住宅地にひっそりとたたずむ。質素ながら品のある門や塀が、由緒ある家柄であることを伝えている。原則、敷地内に入ることはできない。

 近所に住む小曽根登美子さん(75)によると、地元の人は芹沢家当主のことを「旦那さま」と呼んだ。敷地内には立派な母屋と石蔵が建っていたが、平成23年の東日本大震災で被災し、昨年冬ごろに取り壊されたという。

 芹沢家は室町時代に台頭した豪族で、地名のもとにもなった。生家跡の近くには「芹沢城址」の石碑もある。芹沢家は関ケ原の戦いなどで功績を挙げて徳川家に認められ、後に水戸藩の上席郷士となった。

 ただ、鴨の出生については謎が多い。

 これまで芹沢村出身で、芹沢貞幹の三男であると考えられてきた。だが、郷土史研究家の箱根紀千也さんによると、芹沢村出身説の他に、水戸藩士となった芹沢家分家の出身とする説などもあるという。出生年についても、天保元(1830)年や天保3(1832)年など諸説あり、いずれも確定的ではない。

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