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アレルギー対応食堂、親子支える 悩み共有、情報交換も 守山

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アレルギー対応食堂、親子支える 悩み共有、情報交換も 守山

 ■医師らメニュー考案、低価格で提供

 食物アレルギーがあっても子供が安心して食事を楽しみ、家族同士も交流できる場を提供しようと、県内の医師や看護師らが卵や小麦などの特定原材料7品目を除去したメニューを考案し、低価格で提供する「食堂」の運営を始めた。地域支援の取り組みとして全国に広がる「子ども食堂」をヒントにしたという。

 先月28日昼、11組の親子が守山市の福祉保健センターの調理室を訪れた。テーブルにニンジンとジャコの炊き込みご飯、豚汁、ピーマンなどの野菜あんかけ豆腐、オレンジの4品。「いただきます」のあいさつを合図に、子供たちのスプーンが止まらなくなった。

 保育園ではもの静かという大津市の中島隼人ちゃん(3)。料理を頬張りながらお尻を振ったり、じゃれついたりしてはしゃぎ、母親の真理子さん(39)を驚かせた。

 京都市の藤縄美沙子さん(35)は小麦などにアレルギーがある三男の友基ちゃん(2)と参加した。親同士の会話も弾み「悩みを共有できるのはありがたい」。食事後には運営団体「スマイルシード」のスタッフを交えた座談会もあり、保育園での食事の対応などについても情報交換した。

 スマイルシードは、県立小児保健医療センター(守山市)の看護師、笹畑美佐子さんが発起人となり、小児アレルギーの専門医や栄養士らと昨年11月に設立した。

 友達と違う献立の給食に孤立感を抱く子供。学校などへの説明や安全な食材入手に頭を悩ませる親-。「病院の診療だけでは患者を救えない」ともどかしく感じていた笹畑さんは「地域で見守り、支える」という子ども食堂の考え方に注目。同僚の楠隆医師らと準備を進め、今年1月、患者家族を対象に1回目の「食堂」を開いた。

 3月、4月と続け、5月末、6月末にも福祉保健センターで開催予定。県外からの参加も積極的に受け付ける。今後は県外での開催や、子ども食堂運営者向けの料理教室を開く構想もある。笹畑さんは「アレルギーへの理解者を増やしていきたい」と話している。