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大川小訴訟、市が上告方針 原告「議員の良心信じる」、臨時議会の行方注視

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 東日本大震災で児童と教職員84人が犠牲になった石巻市立大川小の児童の遺族23人が市と県に損害賠償を求めた訴訟の仙台高裁判決を不服として、7日、上告する方針を表明した同市。これを受け、遺族が記者会見し、原告としては現時点で上告しない方針を示す一方、「議員の良心を信じる」として8日に開かれる臨時議会の行方を注視し、対応を検討する考えを明らかにした。

 「率直に言って残念だ」

 記者団に対し、原告団長の今野浩行さん(56)は淡々と切り出した。

 亀山紘市長が上告する理由を「震災は想定できない大災害だった」と発言したことに対して、「震災を予見せよとは判決に書かれていない。ちゃんと読んだのか疑問だ」と語った。

 震災当日に大川小で何があったのか、事実解明を進めたい当初の考えは変わらないものの、裁判が長引けば原告団の精神・肉体的負担が懸念されるとし、「市教委との対話や生存教諭の話を聞く方向に早く進みたいが、最高裁での審理となれば震災から10年以上になる」と危惧する。

 これまでに原告団は上告しない方針で一致しているが、今後の動きは臨時議会の採決結果や県の動向を見て検討するといい、「議員の良心を信じる。今はそれしかない」と冷静な口調で語った。

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