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世界一薄いシルクに脚光 川俣町の復興に貢献

工場で「フェアリー・フェザー」を手にする斎栄織物常務の斎藤栄太さん=2017年12月、福島県川俣町
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 絹織物が特産の川俣町で生まれた世界一薄いシルク「フェアリー・フェザー」が国内外から注目を浴びている。髪の毛の太さの約6分の1という超極細の絹糸を使った生地は、美しい光沢を放ち、手に取っても浮かぶように軽い。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被害にも負けずに製品化に成功し、町の伝統産業の復興に貢献している。

 川俣町は江戸時代から絹産地として栄え、最盛期には約240の工場が並んだ。しかし外国産や化学繊維の普及で廃業が相次ぎ、今では十数社になってしまった。

 フェアリー・フェザーを開発した斎栄織物常務の斎藤栄太さん(37)も、生き残りをかけ「目玉になる商品がほしい」と悩んでいた。川俣産の絹はもともと薄手なのが特徴で「だったら薄さを追求しよう」と平成21年に開発を始めた。

 注目したのは医療用に開発された絹糸。通常は4回脱皮した蚕が吐いた糸を使うが、3回しか脱皮していない「三眠蚕(さんみんさん)」は細いしなやかな糸を吐く。ただあまりの細さに切れやすく、染色時の熱で溶けてしまうほど繊細なため、取り扱っている同業者はいなかった。

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