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伝統の技・注染職人めざしませんか 堺の「養成道場」受講生募集

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 大阪発祥の伝統産業である手染め手法「注染(ちゅうせん)」の次世代を担う人材を育てようと、堺市産業振興センターと堺注染和晒興業会が、「堺注染職人養成道場」の受講生を7日から6月6日まで募集する。注染はかつて堺市を中心に数多くの町工場があったが、大量生産の波に押され近年は衰退しており、同センターは「若い人に職人になってもらうことで、新しいアイデアも取り入れたい」としている。

 道場では9~12月、府の伝統工芸士の認定を受けた職人らが、注染の特徴や製造に必要な知識や技術を習得する研修を実施。受講生は適性があれば3カ月間実技研修を受けた上で、市内の事業所に就職できる。

 注染は明治時代に大阪で誕生した手染め手法。渋紙で作られた型紙を木綿に重ね、糊(のり)を置いた上で染料を注いで染める。鮮やかな発色ができることから、近年は手ぬぐいのほかにも雑貨など幅広い用途に取り入れられ、注目を集めている。一方で後継者不足などから衰退傾向にあり、堺市内の事業所数はピーク時の昭和35年の26社から4社まで減少している。

 同センターは平成27~28年度には堺刃物商工業協同組合連合会と連携し、刃物職人の養成道場を開催。36人が応募し、8人が市内の工場に就職したことから、注染でも道場を開いてほしいと要望の声が上がったという。

 募集人員は14人で、原則18歳以上35歳以下が対象。受講生は募集期間終了後に書類審査や面接で選考する。13日午前10時半から、募集内容の説明会が堺市北区の同センター2階で開かれる(参加は事前申し込みが必要)。

 同センターの担当者は「注染は小規模の事業者が多く、人材育成が困難。次世代を担う人材を育て、若い人ならではの新しいアイデアを取り入れながら、技術の継承につながれば」と話している。

 問い合わせは同興業会(電)072・273・2147。

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