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「ばらのまち福山国際音楽祭」迫力の演奏に観客笑顔 地元合唱団と釜山フィル共演

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「ばらのまち福山国際音楽祭」迫力の演奏に観客笑顔 地元合唱団と釜山フィル共演

 福山市で初めて開催されている「ばらのまち福山国際音楽祭」の開会セレモニーが3日、同市松浜町のリーデンローズで行われた。福山・鞆の浦に残る朝鮮通信使関連資料が昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録されたことを記念して招かれた韓国・釜山の交響楽団と地元の市民合唱団などが共演。迫力の演奏に観客が聞き入った。

 枝広直幹・福山市長はセレモニーで、「福山のまちに音楽による新しい魅力が加わった。期間中、多くの市民が上質で本物の音楽に触れ、その楽しさを感じてほしい」とあいさつした。

 この後、「世界の記憶」記念コンサートがあり、釜山フィルハーモニー交響楽団らが8曲を披露。作曲家の宮城道雄が鞆の浦をイメージして作ったとされる名曲「春の海」がモチーフの曲を、福山市出身の箏(こと)演奏家、松下知代さんと釜山フィルが演奏したほか、公募でメンバーを選んだ地元の市民合唱団110人がエルガー作曲の「威風堂々第1番」の演奏に英語の合唱を添え、釜山フィルとの見事な共演を披露した。前から2列目で鑑賞した福山市の小学6年、廻野(かいの)葵さん(11)は「ピアノを習っていますが、大勢の演奏は迫力があってよかった」と笑顔をみせた。

 音楽祭は国内外の約50団体が参加し、4日まで。最終日も市内約10会場で多彩な演奏会が開かれる。