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津山の観光情報、バリアフリーに 障害者向けガイド本、美作大の学生ら作成

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津山の観光情報、バリアフリーに 障害者向けガイド本、美作大の学生ら作成

 ■市などに寄贈

 美作大(津山市)の社会福祉学科の学生らが、記述や構成に工夫した知的障害者向けのガイドブック「おすすめ!!津山観光ガイド」を50部作成し、市などに寄贈した。3月から希望者に配布しており、問い合わせが多数寄せられるなど関心を集めている。作成指導にあたった同学科の薬師寺明子准教授は「障害のある人への情報伝達の工夫など、情報のバリアフリー化を観光地などが考えるきっかけにしたい」と期待を寄せている。

 手がけたのは、障害児・者福祉を専門分野とした薬師寺准教授の演習科目の履修生で、昨年度の作成当時に4年生だった3人。

 いずれも県外出身者で、卒業を控え、学生生活を過ごした津山をもっと知りたいと観光ガイドブックの作成を発案。

 列車や城など、知的障害者が興味を示す魅力のあるものの多さに気付き、薬師寺准教授の指導の下、昨年11月から取り組み、今年3月に完成させた。

 津山駅を起点に「鶴山公園(津山城跡)」や「つやま自然のふしぎ館」「津山まなびの鉄道館」など、徒歩で周回できるエリアを対象に観光ポイントを作成。津山ホルモンうどんのグルメスポットなども盛り込み、持ち歩きやすいA5判8ページのカラー刷りで構成した。

 興味を持ちやすいように学生自ら撮影した写真などを多く盛り込み、漢字はすべてふりがなを記入。情報量は少なめにし、イメージしやすいようイラストを入れ、色彩やデザインにも工夫を凝らした。

 薬師寺准教授は「ガイドブックをきっかけにいろいろな立場の人に目を向け、地域で困っている人がいれば声をかけたり、手助けしたりできる社会にしたい」と話している。

 問い合わせは同大学(電)0868・22・7718。