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免許返納、初の3000人超 「経歴証明書」生涯有効が奏功 岩手

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 県内で昨年1年間に運転免許証を自主返納した人は3737人と、初めて3千人を超えた。県警は、制度の周知に加え、自主返納した人に交付される運転経歴証明書が身分証明として生涯使えるようになったことが要因とみている。

 県警のまとめによると、過去5年間の自主返納者数は、平成25年647人(うち65歳以上の高齢者612人)▽26年1210人(1148人)▽27年1995人(1896人)▽28年2574人(2451人)▽29年3737人(3590人)と増加傾向が続いている。

 県警は「24年に運転経歴証明書の制度が一部変わり、身分証明書として一生涯使用できるようになったのが大きい」(運転免許課)とみている。

 運転免許証は身分証明に使われるケースが多い。以前は「免許証を返納すると、身分を証明する物がなくなるのではないか」と返納に二の足を踏む人が少なくなかった。

 自主返納制度は10年、運転経歴証明書の発行制度は14年からあったが、制度改正前は身分証明としての使用が発効から6カ月に限られていたという。

 運転経歴証明書は市町村によって、高齢者が提示するとバスやタクシーの乗車券を交付されるなどの支援が受けられる。三陸鉄道は運賃が半額になる。

 自主返納者が増えている背景については「高齢運転者の重大事故が多く報道され、当事者意識が高まっている」ことも指摘されている。

 県警は「加齢に伴う身体機能の低下などで運転を継続する意思のない人は、自主返納を考えてほしい。窓口に来られない場合は代理人申請もできる」と呼び掛けている。

 今年の自主返納者は2月末現在、610人で昨年同期比38人減。うち高齢者は584人で34人減っている。

                   ◇

 岩手を除く東北5県での昨年の自主返納者は、青森3932人(前年比748人増)▽秋田4319人(889人増)▽宮城5220人(1279人増)▽山形3904人(824人増)▽福島5011人(1492人増)だった。

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