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奈良・下北山村に10年ぶり製材所復活 家具・内装用に活路

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 豊かな森林を地域資源として積極的に活用するため、下北山村に1日、約10年ぶりに林産加工施設(製材所)が復活し、開所式が行われた。村の山から切り出した木を同施設で家具や遊具などに加工、村特産品として売り出すことで、村をPRし、新たな雇用も生み出したい考えだ。

 村土面積の約92%を森林が占める下北山村はかつて林業で栄えた。だが、木材価格の低迷で仕事が激減し、村の製材所は約10年前に休止に追い込まれたという。それ以降、村の木は村外の原木市場に持ち込まれたため村の名前が表に出ず、林産地としてのブランド価値は低下。人材流出も進み、過疎化が深刻になっている。

 だが、山と生きてきた村にとって、山林は唯一ともいえる資源であり産業。そこで起死回生の一手として平成27年に決まったのが、村製材所の再稼働だった。

 同施設は敷地面積約2600平方メートル。事業費約7900万円をかけ整備された。建材としての需要が多かった時代のように原木で売るのではなく、原木を内装材や家具、遊具や割りばしに加工する、6次産業化を実践する。そのため、全国の製材所でも珍しい直径1メートルまでの大径木を加工する特殊な製材機や、レーザー加工機を設置。すでに村外からの持ち込み依頼がくるほど注目を集めている。

 開所式では、南正文村長が、「林業が低迷する時代に大成功を収めるのは難しいかもしれないが、チャレンジなくして成功はない」とあいさつ。同施設を管理する木工製品製造会社「スカイウッド」社長で家具職人の本田昭彦さんも、「林業と加工業をつなぐ施設の再開は本当に意義がある。村の振興のために一役担いたい」と期待を込めた。

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