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山口で「中原中也賞」贈呈式 マーサ・ナカムラ氏にブロンズ像

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山口で「中原中也賞」贈呈式 マーサ・ナカムラ氏にブロンズ像

「中原中也賞」の贈呈式で、記念のブロンズ像を贈られるマーサ・ナカムラ氏(右) 「中原中也賞」の贈呈式で、記念のブロンズ像を贈られるマーサ・ナカムラ氏(右)

 優れた現代詩集に贈られる「中原中也賞」の贈呈式が山口市であり、受賞詩集「狸(たぬき)の匣(はこ)」(思潮社)の作者で埼玉県の会社員、マーサ・ナカムラ氏(27)にブロンズ像などが贈られた。

 マーサ氏は「詩の自由さに感銘を受けて書き始めた。中也のように長く世に残って遠い世界の人を感動させられるような詩を書いていきたい」と抱負を語った。

 選考委員の詩人、佐々木幹郎さんは「書かれているものの向こうの世界に読者を連れ去ってくれるような不思議な力を持っている。誰が読んでも分かりやすいし、面白い詩集だ」と評した。

 「狸の匣」は昨年10月に刊行されたデビュー作。マーサ氏は大学卒業後、会社員を続けながら詩集を書き上げた。賞は中原中也の故郷、山口市が新人発掘などの目的で創設し、今回が23回目。