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LINEでいじめ相談 三重県が来月開設

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LINEでいじめ相談 三重県が来月開設

 スマートフォンなどの通話アプリ「LINE」によるいじめ相談が成果を上げているとして、県は5月に中高生向けの「子どもLINE相談みえ」(SNS相談窓口)を開設する。昨年実施した長野県などでは2週間で約1600件のアクセスがあったといい、鈴木英敬知事は「中高生らにとって相談しやすいツールで、いじめ防止に努めたい」と話した。

 長野の成功例を受け、平成30年度の文部科学省の事業として全国7自治体で実施する。三重では、スマホなどのカメラで読み取ると相談窓口「ダイヤル・サービス」にアクセスできるQRコードを掲載したカードを13万枚作製し、中高生に配布する。事業費は約1千万円。

 相談には臨床心理士などが応じ、中高生と短文でやりとりする。長野県などでは、電話による相談では核心に近づくのに限界があったが、文字にすると、いじめのほか恋愛、勉強のことなどを相談する事例が多かったという。

 5月14日から来年3月末までの平日午後5~9時に相談を受け付けるが、アクセスが集中する可能性もあるため、7月までは約2週間ごとに学年を区切って対応する。自殺が差し迫っているとみられる場合などは県教委と連絡をとりケアしていく。

 三重では、電話相談で年間約3千件を受け付けているが、LINE相談ではそれ以上の相談があるとみている。またスマホ所有率が低い小学生は、今回の成果をみて今後対応を決める。