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京都府立堂本印象美術館が50周年リニューアル 初期から晩年網羅「記念展」

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 京都生まれの日本画家、堂本印象(1891-1975年)の作品を収蔵、展示する府立堂本印象美術館(京都市北区)が開館50周年を機にリニューアルオープンし、記念展が開かれている。リニューアルのコンセプトは「入りやすく親しみやすい美術館」。入り口のスロープを入りやすくし、館内の1階は無料エリアを広げて飲食できるカフェを設置した。

 同美術館は昭和41年、印象が自分の美の可能性を追求するため、外装から内装まで自身でデザインし、居宅の隣に開業した。平成3年に所蔵作品と一緒に府に寄贈され、翌年に府立美術館として開館した。

 今回のリニューアルは開館50周年を記念し、約3億円をかけて昨年1月から改修工事を実施。外壁は完成当時の色彩をできるだけ復元させ、建物前のバス停から入り口までのスロープを設けて一体感を出した。また、庭園を整備して散策できるようにした。

 目玉の一つがカフェの設置。1階ロビーの入り口すぐに置かれていた受付を奥に移動させてロビーの無料エリアを広げた。食事は「京とうふ藤野」(同市上京区)が担当し、オリジナルのハンバーガーやプリンなどが楽しめるという。

 リニューアルに合わせて開催されている展覧会では、印象の初期から晩年を網羅した53点を展示。印象が帝展で初めて特選を受けた大正10(1921)年の「調鞠図(ちょうきくず)」を26年ぶりに公開している。最晩年の昭和49年に最高裁判所のために描いた「豊雲(ほううん)」は長さ11メートルの大作だ。

 また、同美術館の完成に合わせて描き、初の展覧会で展示した「信實(しんじつ)」など10点も、当時展示していた南スロープギャラリーで鑑賞できるようにした。

 先月行われた記念式典で三輪晃久館長は「伝統と創造に挑戦し続けた印象の多彩な作品の数々をみてほしい」と語った。

 6月10日まで。月曜休館(4月30日は開館し5月1日休館)。入館料は一般500円、高校・大学生400円、小中学生200円。庭園では野外彫刻展を5月6日まで無料開催している。

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