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鳥取・智頭町の赤堀さん、シカ肉解体施設運営に挑戦 新たな特産品目指す

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 鳥取県智頭町に、シカ肉の解体処理施設「ちづDeer’S」がオープンした。運営するのは同町出身の赤堀広之さん(27)。農作物の鳥獣被害に悩む町にとって、新たな特産品として野生鳥獣肉(ジビエ)を売り出す機会になりそうだ。

 農林業が主な産業の町では、シカやイノシシによって毎年100万~200万円の農作物被害が出る。町内で駆除されるシカは、平均して年間約千頭に上る。町は駆除したハンターに奨励金を支払うなどの対策を取ってきた。

 地元農家らは、捕まえた動物の肉を食用にできないかと考え、解体施設の建設を町に要望。ただ、運営主体を町と民間のどちらにするかをめぐり、計画が進んでいなかった。

 赤堀さんは、平成26年にわな猟の免許を取得した現役のハンター。幼い頃から口にしてきたシカ肉を活用する試みが思うように進んでいないのを知り、「ならば自分が」と経営を引き受けた。

 開業に当たって県内の食肉加工施設で修業し、シカ肉の解体や衛生管理を学んだ。「難しかったが、半年学んだので形にはなった」と話す。備品を含めた建設費に約2千万円かかったが、うち約1200万円は町と県から補助が出た。

 猟友会のハンターが狩ったシカを持ち込んでもらい、解体と精肉を行う。県内外の加工業者や飲食店などに販売する予定だ。

 赤堀さんは「ジビエは新しい特産品としてはもちろん、農林業の保護にもつながる。いずれは販路も拡大し、智頭のシカ肉を多くの人に味わってほしい」と意気込んでいる。

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