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テコンドー元全日本王者が武蔵野銀入行 東京五輪、ともに成長 埼玉

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 ■JOC支援活用「競技専念の環境に感謝」

 武蔵野銀行に今春、2020年東京五輪への出場を目指すトップアスリートが入行した。テコンドーの松井隆弥さん(22)。日体大在学時、全日本選手権大会や全日本学生選手権大会などで優勝した逸材。週2日の勤務以外は競技に専念できる特例措置で、2年後に控えた夢の舞台での躍動を誓う。 

 松井さんは旧浦和市(さいたま市)生まれ。4歳のときに、母親のゆかりさん(44)に連れられて姉の優茄さん(24)と一緒に道場に入った。「小さい頃は大会で勝てず、『負けたままでは終われない』という思いで続けてきました」。小学生として最後の大会でついに優勝し、勝つ喜びを覚えたという。

 現在、練習は優茄さんと弟の隆太さん(18)の3人で行っている。優茄さんは国際大会の出場経験が豊富。隆太さんも最近めきめき力をつけてきている若手選手の1人だ。3きょうだいは「オリンピックを目指して一緒に練習する仲間であり、ライバルでもあります」(松井さん)。

 今回、武蔵野銀行は日本オリンピック委員会(JOC)のトップアスリート向け就職支援ナビゲーション「アスナビ」を活用した。

 松井さんの上司にあたる人事部キャリア開発室の羽生田政弘室長は「アスリートの採用経験がなかったため、初めは何もかも手探り状態だった」と明かす。全日本テコンドー協会に出向いて話を聞いたり、日本オリンピック委員会(JOC)主催のアスナビ採用企業の懇談会で情報収集したりした。羽生田室長は「今後も試行錯誤になる」とした上で、「(松井さんと)ともに成長し、グループ一丸となって地元出身のアスリートを全力で支えていく」と話す。

 東京五輪のテコンドーは、松井さんが主戦場とする54キロ級がない。そのため、1月の全日本選手権大会では五輪を見据え、58キロ級で出場。3位となった。同じ階級には同大会の準決勝で負けた鈴木セルヒオ選手をはじめ、強力なライバルがひしめき合う。「4キロの差はかなり大きい。オリンピック仕様の体づくりに力を入れていかないと出場は厳しい」

 五輪出場枠は階級ごとにわずか1つ。弟の隆太さんとも争うことになる。狭き門をめぐる熾烈(しれつ)な争いはすでに始まっている。

 今後、松井さんは胸と腰下に「武蔵野銀行」の文字が入った道着を身にまとい、大会に出場する。「競技に専念できる環境をいただけることに感謝し、仕事も早く一人前になれるよう、そして東京オリンピックで金メダルが獲れるように頑張ります」(大楽和範)

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