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西国三十三所の草創1300年 長谷寺で記念大法要 33寺院の僧侶ら参列

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西国三十三所の草創1300年 長谷寺で記念大法要 33寺院の僧侶ら参列

 近畿2府4県と岐阜県にまたがり、国内最古の巡礼路とされる「西国三十三所」の草創1300年を記念する大法要が15日、33寺院の僧侶らが参列して長谷寺(桜井市)で営まれた。

 西国三十三所は養老2(718)年、長谷寺の徳道(とくどう)上人が閻魔(えんま)大王からお告げを受けて起請文と宝印を授かり、人々に観音霊場に参ることをすすめたことが最初と伝えられる。

 この日は雨が降りしきる中、三十三所の僧侶らが境内の昭和寮を出発。約200メートルにわたって続く登廊(のぼりろう)を歩き、本堂へ。本尊・十一面観音菩薩立像に草創1300年を迎えたことを奉告し、万民豊楽や五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを祈願した。

 記念事業実行委員長で宝厳寺(滋賀県長浜市)の峰覚雄(かくゆう)管主は「日本の巡礼文化は長谷寺から始まったといっても過言ではない。相手を思いやる観音様の心が今の日本にも広まってほしい」、長谷寺の五十嵐賢仁(けんじん)寺務長は「三十三所の人たちが集まってこのような法要が営まれ、とてもうれしい。徳道上人も喜んでおられると思う」と話した。