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【かながわ美の手帖】ポーラ美術館「エミール・ガレ 自然の蒐集」展 アートと博物展“融合” 自然の美ガラスで表現

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 工芸家として頭角を現すようになったのは、経営を継いだ30代。パリ万博への出展や受賞を通し、世界的に実力が知れ渡った。

 同館によると、ガレはガラスに着色加工を施した先駆的存在だという。彫刻や腐食をはじめ、溶着や箔(はく)のはさみ込みなど、作品を美しく見せるための技術やアイデアを次々と投入し、当時の人々を驚嘆させた。

 同館学芸員の工藤弘二は「自然界についての豊富な知識に基づき、数々の美しい作品を生み出した。いまも女性を中心に人気を誇るが、標本や博物版画と見比べられるので、男性も子供も楽しめる展覧会だ」と話している。=敬称略(外崎晃彦)

                   

 企画展「エミール・ガレ 自然の蒐集」はポーラ美術館(箱根町仙石原小塚山1285)で7月16日まで。午前9時から午後5時(入館は午後4時半まで)。会期中無休。入館料は大人1800円ほか。問い合わせは同館(電)0460・84・2111。

                   

【プロフィル】エミール・ガレ

 美術運動アール・ヌーボーを代表する仏ガラス工芸家。1846年、仏北東部ロレーヌ地方の都市、ナンシーで生まれる。植物に興味を持ち、10代で採集・標本製作を開始。20代で普仏戦争の志願兵となり、地中海沿岸に滞在したことで海への憧憬を深める。30代で父からガラス工芸の会社経営を正式に引き継ぎ、自身の名を商標とする。89年、パリ万博でガラス部門のグランプリを受賞。1904年、白血病により58歳で死去。

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