PR

地方 地方

【かながわ美の手帖】ポーラ美術館「エミール・ガレ 自然の蒐集」展 アートと博物展“融合” 自然の美ガラスで表現

「草花文水差」(1884年ごろ、高さ20・1×幅13・7×奥行き9・8センチ)=ポーラ美術館蔵
Messenger

  19世紀後半のフランスで活躍した世界的なガラス工芸家、エミール・ガレの作品を紹介する企画展「エミール・ガレ 自然の蒐集(しゅうしゅう)」が箱根のポーラ美術館で開かれている。植物や昆虫、海洋生物などの自然の造形に魅せられ、作品のモチーフに多く取り入れたガレ。デザインのもとになった標本や版画を合わせて展示することで、自然への興味も深められるという、アートと博物展が融合した展覧会だ。

 ◆「植物マニア」の顔

 展示されているガレのガラス工芸作品は国内外から集めた約130点。東京大学総合研究博物館と協力して、モチーフとなった植物や昆虫の標本約80点と、ガレの創作に影響を与えたと考えられる海洋生物を詳細に描いたエルンスト・ヘッケルの博物版画約50点も展示している。

 ガレはガラス工芸家として優れた作品を残しただけでなく、熱心な植物研究者としての顔も持っていた。自宅の庭には約3千種もの植物を植え、自ら標本も製作するなど、「いわば植物マニアだった」(同館)という。

 加えて、植物をよりどころにする昆虫の生態にも精通していた。そのぶん、作品に取り入れるデザインにも妥協がなかった。高度な加工技術を駆使し、自然の精緻な造形をガラスで見事に表現している。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ