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鳥羽水族館が国内初のウミサボテン繁殖成功 展示始まる

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鳥羽水族館が国内初のウミサボテン繁殖成功 展示始まる

 イソギンチャクなどの仲間で砂地の海底に立つようにして生息する「ウミサボテン」の繁殖に、鳥羽水族館が国内で初めて成功し12日、展示を始めた。大きさは約2・5センチで、成長すると40~50センチになる。同館は「貴重な育成データを取りながら飼育していきたい」としている。

 ウミサボテンは砂泥の海底に生息し、夜間は砂から突出しているが、日中は砂の中に隠れている。昨年10月、同館の担当者がウミサボテンの水槽に直径約0・8ミリの卵が浮遊しているのに気付き、30個を採取。31時間後に20個が幼生となって泳ぐようになり、そのうち1個体が生き残った。

 産卵が確認されるのは極めて珍しいという。6カ月以上飼育しているが、成長のペースなどまだ分からないことも多い。担当者は「親の個体と比較しながら見てもらいたい」と話している。