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昆虫エリザハンミョウ守れ 鳥取砂丘再生会議、ロープで囲い立ち入り自粛求める

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 鳥取砂丘に巣穴を作ってすむ希少な昆虫エリザハンミョウの個体数が激減しているため、砂丘の保全再生などに取り組む鳥取砂丘再生会議(会長、松原雄平・鳥取大特任教授)などは11日、生息地を保護するロープ囲いを設置した。

 鳥取砂丘中心部の一角をロープで囲い、観光客らに立ち入り自粛を求めるのは初めてという。国立公園特別保護地区で天然記念物でもあるため、環境省と文化庁の許可を得て実施した。

 囲いは、冬場に池が広がるオアシスの南側の生息地に、南北方向に最大80メートル、東西方向に同20メートルの幅で設けた。現場の数カ所に、保護の取り組みを知らせる日本語・英語併記の看板を立て、観光客らに立ち入りを自粛してもらう。

 エリザハンミョウは、湿った砂地に巣穴を作ってすむ体長10ミリほどの昆虫。広島、香川、愛媛など5都県では、絶滅のおそれのあるレッドリストに掲載されている。

 生物多様性の地域特性などを研究している鶴崎展巨(のぶお)・鳥取大教授は、鳥取砂丘で個体数を調査。平成27年夏は2300匹、28年夏は1460匹いたが、29年夏は153匹に激減。絶滅危機レベルの500匹を切っており、今年1月の鳥取砂丘再生会議の保全再生部会で、保護を提案した。

 個体数が激減した理由としては、29年4~6月の少雨に伴う地表の乾燥をはじめ、砂丘利用者の踏圧、同2月の大雪など、複合的な影響の可能性も考えられるとしている。

 囲いは4月12日から1年半程度続ける予定で、その間、個体数の変化を調べる。また同日には、砂丘の解説などを行っている「鳥取砂丘レンジャー」らや、周辺の店舗などで「エリザハンミョウ保護チーム」を発足させ、保護と情報発信を進める。

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