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和歌山県内唯一の更生保護施設「端正会」全面改築 「仕事や生活の基礎身につけて」

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 刑務所や少年院を出た人たちの社会復帰や自立支援を行っている更生保護施設「端正会」(和歌山市黒田)が、全面改築された。入所する男女の生活空間を明確に区別し、防災設備なども整備。11日には内覧会が開かれ、居室や食堂などが公開された。

 端正会は大正2年、支援を開始し、昭和5年から現在の場所で活動する県内唯一の更生保護施設。全国に14カ所ある女性が入所できる更生保護施設のうちの一つで、毎年約100人の入所を受け入れている。窃盗や覚醒剤に関わる事件で逮捕され、有罪になった人が入所者の約8割を占め、高齢者や女性も増えているという。

 施設の老朽化などに伴って改装されることになり、昨年6月に着工。これまでは男女共用スペースが多く、男女間トラブルや覚醒剤中毒者同士の交際につながる可能性も危惧されていたため、居室や食堂、洗濯室、出入り口を男女別に新設し、生活空間を区別した。

 耐震構造を備え、地域貢献の一環として施設の防災対策も推進した。屋上を災害時の一時避難場所とし、地域住民に開放。生活用水として使用可能な井戸水(3千リットル)を貯蔵する。地元自治会と共用するヘルメットなどの災害機材用物置も設置した。

 さらに、補導員を1人増員し、24時間態勢でトラブルなどに対応。外部から講師を招き、身体や精神に障害のある入所者や高齢者、依存症を持つ入所者への講話の実施も検討しているという。

 内覧会は、端正会の小西博久施設長が、ベンチなどが置かれた「地域交流スペース」やバリアフリートイレなどを案内した。小西施設長は「地元住民や福祉に携わる人たちと連携し、協力を得て、入所者が仕事や生活の基礎を身につけられるよう力を入れていきたい」と話した。

 定員は男女各10人。5月中旬ごろから、入所者の受け入れを予定しているという。

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