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南阿蘇鉄道JRへ乗り入れ構想 復旧後に豊肥線へ

南阿蘇鉄道の部分復旧後に走った人気漫画のキャラクターをデザインした「よせがきトレイン」
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 熊本地震で被災した第三セクター、南阿蘇鉄道(熊本県高森町)が平成32(2022)年度に目指す全線復旧以降、利用客拡大を狙って同県南阿蘇村の立野駅で接続するJR豊肥線に乗り入れる構想が、浮上している。JR九州も協議入りを検討する。実現すれば観光地・阿蘇へのアクセスが向上し、復興加速にもつながる。

 南阿蘇鉄道は、28年4月の地震で一時全線が不通となった。現在も被害が大きかった立野-中松(南阿蘇村)の約10・5キロで運行できていない。

 総額で最大70億円に上る見込みの復旧費は、国が97・8%を実質負担する計画だが、復旧後の経営基盤強化が課題となっている。関係自治体は、鉄道運行は南阿蘇鉄道が担い、自治体が線路などを保有する「上下分離方式」採用を決めた。

 今回の構想では、立野駅での乗り換えを不要とすることで、九州新幹線が走る熊本駅や、熊本空港から、観光客が阿蘇方面にアクセスしやすくする。観光客向けのトロッコ列車を、熊本方面まで走らせる案もあるという。南阿蘇鉄道の担当者は「JR九州に今後協議を申し入れたい」と語った。

 一方、JR豊肥線は肥後大津(大津町)-阿蘇(阿蘇市)で不通が続く。このうち肥後大津-立野では、橋やトンネルといった構造物約20カ所の30年度中の復旧を目指している。JR九州は乗り入れ構想に関し「将来的に検討が必要な課題だと認識している」と一定の理解を示した。

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