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津倉古墳から青銅鏡 岡山大、被葬者像の解明期待

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津倉古墳から青銅鏡 岡山大、被葬者像の解明期待

 岡山大は岡山市北区にある古墳時代前期の津倉古墳(4世紀)の竪穴式石室から青銅鏡が見つかったと発表した。日本で製作された「●竜鏡(だりゅうきょう)」と考えられ、古墳築造の詳細な年代や被葬者像の解明が期待できるとしている。

 津倉古墳は全長39メートルの前方後方墳。後方部には竪穴式石室が二つあり、西側の石室を発掘した。

 石室は長さ約4メートル、幅約0・9メートル。鏡は直径約14センチで、割れて重なった状態で発見された。被葬者の頭部付近に置かれてあったと推定できるという。洗浄した上で文様などの解析を行う。他にも鉄製品数点が出土した。

 ●竜鏡は、中国の神獣鏡をまねて古墳時代に日本で作られ、棒のようなものをくわえた想像上の獣などが表現されている。これまで全国で約70枚見つかっている。

 平成27年から発掘調査を実施している岡山大大学院の光本順准教授(考古学)は「良好な状態で残っているのは珍しく、古墳時代の副葬品の配置方法を知ることができる」と述べた。

●(=口を横に二つ、下に田、一、縄の旧字体のつくりを縦並べ)