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国の伝統建造物、延焼免れる 赤沢宿で2棟全半焼 山梨・早川町が復興支援へ

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 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている早川町の「赤沢宿」で4日、計2棟が全半焼する火災があった。

 保存対象の建物への延焼は免れたが、町は景観保全のため補助金の活用も検討し、「復興支援に努めたい」としている。

 南部署によると、4日午後4時10分ごろ、早川町赤沢、木工業、依田修さん(62)の作業場付近から出火し、同木造作業場約175平方メートルが全焼し、隣接する木造2階建て住宅のうち約52平方メートルが半焼した。けが人はいなかった。

 火災に気付いた近くの男性によると、作業場の外の壁付近が燃えているのを見つけバケツで消火したが、風が強かったため火の回りが早く、燃え広がったという。

 町教委によると、赤沢宿は、日蓮宗総本山の身延山久遠寺(身延町身延)と霊場の七面山を結ぶ参道の宿場として形成され、七面山の女人禁制が解かれた江戸時代に参拝者が急増した。

 現在は主に明治、大正時代に建てられた家屋が30棟以上あり、平成5年に国から重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けた。

 半焼した住宅は、大正時代に建てられた風呂おけ屋の主屋(しゅおく)を増築した部分で、主屋自体には延焼しなかった。

 町教委によると、保存対象が焼失すると、修復費用について500万円を上限に費用の8割まで補助を受けることができる。隣接建築物の場合も、周囲と調和した外観にする必要がある場合は、同じく6割まで補助されるという。

 同町の佐野正昭教育長は「選定地区で火災は残念。国、県と相談しながら、どのような形で建て直せば補助が可能かを詰めていきたい」と話した。

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