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松江城の展示物、総量15トン搬出完了 「狭間」など見やすく、“素”の天守内部楽しんで

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 国宝・松江城天守(松江市)にあった展示物の搬出が終わり、これまで展示ケースに遮られて存在が隠れていた「狭間(さま)」や「石落とし」など天守の特徴的な構造物がよく見えるようになった。市は6月以降、展示物の数量を抑えて設置を進める方針で、「国宝の価値が登閣者に伝わる天守内部に」としている。

 市は平成28年度、松江城天守内部の展示について見直しに着手し、天守展示改修基本計画を策定した。展示物が増えて本来の魅力が損なわれている上、耐震性の点からも重量の軽減が望ましいと判断したため。

 計画に基づき、2~3月に地階を除いて展示物をほぼすべて搬出し、総量は約15トンにのぼった。今後の展示品については、天守の古材▽松江城に関する資料や研究成果-などに絞り込み、6月から搬入を開始。8月には完了の見込み。

 計画では、富田城(安来市)から運んで松江城に使われたとみられる、「分銅紋」に「富」の字が刻まれた古材を現在所蔵する松江歴史館から移設。入り口に当たる「付櫓(つけやぐら)」にある靴箱は撤去して構造がよく見えるようにし、登閣者が靴を携行する方法に変更する。

 市は「4、5月は余分な展示物のない“素”の天守内部が楽しめる。6月以降は、天守の魅力が増す展示内容にしたい」と話している。

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