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28年度の高齢者虐待3.7%減388件 職員加害9件確認 静岡

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 平成28年度の高齢者虐待に県内で高齢者が家族や福祉施設職員らから虐待を受けたと判断された件数は前年度比3・7%減の388件(407人)に上ったことが県のまとめで分かった。このうち、介護施設などの職員による虐待は9件確認され、被害者は60~90代の20人、大半が認知症だった。

 介護施設職員による虐待の内訳は、頭や腹を殴るなどの身体的虐待6件▽不愉快なあだ名で呼ぶなどの心理的虐待5件▽おむつを交換しないなどの介護放棄3件(複数回答)。9件のうち4件は複数の被害者がおり、このうち2件は施設長も虐待に関与するなど施設内で虐待が常態化していた疑いがあるという。

 これらの施設や職員に対し、監督権限を持つ各市町では、行政指導を行ったり改善計画の提出を求めたりして、虐待の根絶を目指している。

 また、高齢者を虐待した家族や親族の続き柄は、息子187人▽娘74人▽夫73人。内訳は身体的虐待279人▽心理的虐待148人▽介護や世話の放棄・放任83人(複数回答)だった。県長寿政策課では「家族の世話に慣れている女性に比べ、男性介護者の精神的負担感や孤立感の大きさが虐待につながってるのでは」と推測している。

 県では民生委員や自治会と連携して、高齢者の見守りネットワークを構築し、予防と早期発見に努めている。また、介護施設に対しては今年度から認知症介護に関する無料研修の受け入れを1・5倍に拡大するなどして、介護職員の質の向上を図ることにしている。

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