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57年ぶり石碑「帰郷」 撤去後に行方不明…町のシンボル JR東佐野駅前で4月1日に除幕式 大阪

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 泉佐野市泉ケ丘のJR東佐野駅前に置かれ、町のシンボルとして市民らに愛されながらも昭和36年に撤去後、行方不明となっていた石碑が57年ぶりに発見され、地域のボランティアグループにより故郷に戻された。グループの人たちは「これからはしっかりと守っていきたい」と力を込めた。

 「子供の頃によじ登って遊んだこともあった」「本当に懐かしい」-。29日、同駅前での石碑の設置作業を見守っていた地域の人たちから漏れた声だ。東佐野駅の旧名「泉ケ丘駅」にちなみ「泉ヶ丘」と彫られた高さ約2メートル、幅約2・3メートル、重さ2トン強の花崗岩(かこうがん)の石碑は、昭和10年代半ばに、町の発展を願って市民が寄贈。駅前のロータリーに設置され、子供たちの成長に合わせて家族で記念撮影したり、子供がよじ登って遊んだりするなど思い出深いものになった。しかし、36年になって、宅地開発をめぐるトラブルから、ロータリーのある土地を所有する業者がロータリーを破壊するとともに、石碑を撤去。その後、石碑は行方不明となっていた。

 その後、町内会が一部土地を購入し、市に提供するなどして、平成23年にロータリーの再整備に着手。28年6月には完成し、さらに、ボランティアグループ「泉ケ丘桜会」などが中心となって、桜を植樹するなど活動を続けていた。

 同会の辻本日東實(ひとみ)会長(71)によると今年1月、地域住民からの連絡で石碑が泉佐野市内の空き家に置かれているのが確認できたという。

 所有者の親族からも「泉ケ丘と書かれているのだから、泉ケ丘に置く方がよいのでは」と理解を得て移転が決定。宮本石材(岸和田市)の協力もあり、石碑は57年ぶりに駅前に戻った。「住民たちが喜んでくれたことがものすごくうれしい。永遠にこの姿を保ちたい」と辻本さん。満開の桜の前に置かれた石碑の除幕式は、4月1日に行われることになっている。

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