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【安藤政明の一筆両断】「忘れない」被災神社への支援

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 平成28年4月の熊本地震から、2年が経過しようとしています。被災の全体的な甚大さが異なりますが、地震発生から7年経過した東日本大震災と比較して、マスコミなどで話題に上ることが少なくなったように感じます。しかし、地震による被害はまだ終わっていません。

 「震災関連死」という言葉があります。避難生活の疲労や余震によるストレスから体調を崩し、亡くなることをいいます。地震が間接的な理由となっているのです。熊本地震で家屋倒壊等による直接死は、50人です。地震発生から1年後の昨年4月までに167人もの方が、震災関連死と認定されました。その後も震災関連死と認定された人は増加しています。今月23日の熊本県危機管理防災課の発表によると、210人に達しました。最近1年以内だけでも、40人以上の方が地震を間接的な原因として、亡くなっているのです。

 復興が終わっていないだけではなく、被害自体が継続中だといって過言ではありません。

 私は有志の仲間と、一昨年から、「熊本地震被災神社復興支援事業」を企画しています。

 神社の復興を支援しようと考えた理由は、被災した神社の建造物のうち、文化財に指定されている物を除くと、政教分離政策のため原則として公的支援が受けられないからです。県や市に寄付しても、その資金は神社には充てられないのです。しかも、被災神社の氏子区域の方々も被災者です。神社の復興資金までは、なかなかめどが立たないのです。

 地震発生から約2年経過した現在、復興支援の基本は、被災地のことを「忘れない」ことです。そして多くの人や団体による具体的な「支援と継続」が重要です。

 そこで今年も、微力ながら被災神社の復興支援事業を実施します。震災から2年経過する今年は、本震の日にあたる4月16日から7つの行事を企画しました。

 福岡市の神社6社に、会場を無償提供いただきました。公演、講演等をいただく出演者の皆様には、無償で奉仕していただきます。企画のチラシ作成から、当日の受付や運営は、私どもの会の会員による奉仕です。多くの人の力と思いを、熊本の被災神社に届けたいと思います。被災神社の一日も早い復興を祈念いたします。

                   ◇

 演奏会や講演会は次の通り。いずれも午後6時開場、入場料に代えて、1人1千円以上の義捐金をお納めいただきます。

 【4月16日】住吉神社能楽殿、講演「住吉神社と能楽殿」横田昌和氏(住吉神社宮司)、「阿蘇神社の被災と復興について」内村泰彰氏(阿蘇神社権禰宜)、「雅楽演奏会」(福岡県神社庁雅楽部会)

 【同26日】筥崎宮参集殿、講演「なぜ『八幡様』とよぶのか」田村邦明氏(筥崎宮権宮司)・井上政典氏(歴史ナビゲーター)など

 【5月9日】十日恵比須神社社務所、講演「能楽と富士山、そして福岡」浦辺登氏(歴史作家)、公演「能楽ってなあに?」今村嘉太郎氏(能楽師シテ方観世流)・吉住講氏(能楽師狂言方和泉流)

 【同16日】香椎宮社務所、講演「福岡藩の鶏肉・鶏卵の食文化誌」竹川克幸氏(日本経済大学准教授)など

 【同22日】福岡縣護国神社参集殿、公演「御霊に捧げる響き筑前琵琶に集う」寺田蝶美氏(筑前琵琶保存会師範)など

 【6月5日】警固神社神徳殿、講演「神さまに頼み志に向かう」前田安文氏(警固神社宮司)、「野村望東尼と明治維新百五十年」谷川佳枝子氏(歴史家)など

 【同9日】福岡発日帰りバスツアーによる被災神社三社正式参拝。訪問先は、熊本縣護国神社(熊本市中央区)、木山神宮(益城町)、阿蘇神社(阿蘇市)ほか。参加費9999円(昼食、保険込み)

 並行して、振込みによる義捐金も受け付ける。振り込み先は「西日本シティ銀行赤坂門支店、普通1736342、リスク法務実務研究会 主宰 安藤政明」義捐金は全額、熊本県神社庁、熊本縣護国神社、木山神宮、阿蘇神社に分割して納める。

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【プロフィル】安藤政明

 あんどう・まさあき 昭和42年、鹿児島市生まれ。熊本県立済々黌高、西南学院大、中央大卒。平成10年に安藤社会保険労務士事務所開設。武道と神社参拝、そして日本を愛する労働法専門家として経営側の立場で雇用問題に取り組んできた。労働判例研究会、リスク法務実務研究会主宰。社労士会労働紛争解決センターあっせん委員。警固神社清掃奉仕団団長。

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