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奈良ホテル耐震工事で木板壁で強度アップの構法紹介

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 明治42(1909)年に創業し、「関西の迎賓館」として親しまれている奈良ホテル(奈良市高畑町)は28日、ホテル本館で進めている耐震補強工事についての説明会を開いた。

 採用された構法は、木材を重ね合わせた板壁で強度を高める「複層斜交重ね板壁」。厚さ3センチの木材を3層に重ねた無垢材で構成される補強壁で、東洋大の松野浩一教授(建築構造学専門)が考案した。多方向からの地震の揺れを抑え込むことができる上、外見はそのまま、内観を修復できるのが特徴という。

 創業以来初めてとなる本館の耐震補強工事は昨年5月に開始。ロビーラウンジや一部の客室はすでに工事を終えており、32年度末に完了する予定。

 桃山御殿風のひのき造りのホテル本館は、東京駅駅舎などを手がけた建築家の辰野金吾氏が設計。物理学者のアインシュタインが宿泊したこともある。

 松野教授は「奈良には昔の社寺も多く残っている。この構法がより多く使われるようになればいいと考えている」と話している。

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