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保存工事中の社家住宅遺構「藤間家住宅」を一般公開 奈良

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 昨年から保存のための工事が始まっている春日大社の社家(禰宜(ねぎ)家)住宅遺構「藤間(とうま)家住宅」(奈良市)で、桜の季節に合わせて敷地内の一般公開が行われている。工事の足場から間近で桜を見ることができ、一風変わった花見スポットとなっている。4月1日まで。

 藤間家は室町時代以降、昭和初期頃まで春日大社にに勤める禰宜家だった。これまでの調査で18世紀頃に建てられたと考えられており、当時の神職の暮らしを伝える建築物として高畑町でほぼ唯一現存するとされる。

 当主の藤間寿子さんが数年前に転居してから老朽化が進み、昨年12月から保存のための工事を開始。一般社団法人「高畑トラスト」が春日大社の支援を受け、今年1月に仮屋根を設置した。4~5月ごろに倒壊を防ぐために瓦を下ろす作業が行われる予定になっている。

 初の一般公開となる今回は、玄関から中座敷、奥座敷までを見ることができる。座敷には藤間家住宅で見つかった江戸時代の桶やお札の版木などのほか、春日大社ゆかりの一刀彫の人形やふすま絵が展示されている。

 家屋の周囲に組まれた足場に上れば、屋根の様子や樹齢約60年の桜を普段とは違った視点で楽しむこともできる。大阪市のカメラマン、中野博志さん(35)は「桜の花を目線と同じ高さで見る機会はないので、貴重な体験ができました」と話していた。

 公開は午後1時~4時。入場には保存のための寄付金千円が必要で、特典としてワイン1杯がサービスされる。

 問い合わせは同法人(電)080・6636・6771。

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