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【センバツ】聖光学院に序盤の失点重く 「まだ未熟、夏に戻ってくる」

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【センバツ】
聖光学院に序盤の失点重く 「まだ未熟、夏に戻ってくる」

 第90回選抜高校野球大会第5日の27日、聖光学院(福島)は第1試合、優勝候補の一角、東海大相模(神奈川)と対戦。一回、先制点を奪うが、その裏、相手の猛攻を受けて、大量失点。その後も得点を奪われ、追いすがったものの、相手の強力打線の前に力及ばず、3回戦進出はならなかった。(石川真大)

 ●…一回、1番・田野が四球で出塁。続く2番・横堀の打席で相手投手が暴投し、田野が二塁へ。横堀が左前に二塁打を放ち、無死二、三塁の好機を迎える。3番・矢吹の一ゴロの間に、田野が生還、先制点を奪った。田野の父、貴志さん(40)は「よく走った。このまま接戦に持ち込んで勝利をつかんでほしい」と笑顔。しかしその裏、先発の高坂が相手打線に捕まる。3安打と3四死球などで3点を失い、さらに続く2死一、二塁の場面で相手の8番打者に右翼席への3点本塁打を浴び、一挙に6点を奪われてしまう。

 ●…上石に投手を交代するが、相手打線の勢いは止まらず、二回にも3失点。攻撃では三回に相手の失策と横堀の右前打などで1死二、三塁と反撃の好機をつかむ。4番・五味の二ゴロの間に三走が生還し、1点を返す。しかし以降、打線がうまく機能せず、追加点を奪うことができない。野球部応援団長の和田拓朗さん(17)は「苦しい点差だが諦めず、全力野球で1点ずつ詰めていってほしい」と力を込めた。

 ●…大差がついているもののアルプス応援団の声援は衰えない。10点差で迎えた九回。2四球で、2死一、二塁となった場面で8番・大松が左前適時打を放ち、1点を返して一矢報いるが、反撃はここまで。無情にも試合終了のサイレンが鳴った。ブラスバンド部の部長、二階堂李保さんは(16)は「結果は残念だが、この甲子園に連れてきてくれた選手たちには感謝しかない。夏に向けてこれからも頑張ってほしい」とナインをねぎらっていた。

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 ●聖光学院・斎藤智也監督「予想していた最悪の形だった。野球は投手ありき。エースの衛藤が投げられる状態になく、今回はその点で自信がないまま臨んだ試合だった」

 ●聖光学院・矢吹栄希主将「先輩たちが成し得なかった日本一を目指して乗り込んだ甲子園だったが、まだまだ未熟だ。日本一にふさわしいチームになって夏に戻ってくる」