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火入れ中に突風…対象外7000平方メートル焼く 消防車両1台も 三瓶山・西の原

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 国立公園三瓶山に本格的な春の到来を告げる「火入れ」が27日午前10時ごろから、島根県大田市の三瓶山・西の原で行われたが、火入れ対象外の牧草地にも燃え広がり、同市大田消防署の車両1台を全焼。現場周辺にはスタッフや見物客、消防・警察など約300人がいたが、けが人はなかった。市などでつくる実行委は、予定していた午後からの火入れを中止した。

 火入れは、草原環境の維持・保全や観光振興などを目的に約30年前から実施。西の原にある市有地の草原33万平方メートルを野焼きする予定で、この日午前10時ごろに点火した。

 実行委では、火入れ区域の周辺の草を刈って防火帯を設けたり、点火しては消防隊員やボランティアらが消火に当たったりと、対象区域外への延焼防止に努めながら野焼きを進めた。

 しかし、正午すぎに火が対象区域外の牧草地(市有地)に移り、約1時間後に消し止められたが、延べ7千平方メートルを延焼した。けが人はなかったが、火入れのために出動していた同消防署の林野火災資材輸送車1台を焼いた。この火災を受け、実行委は午後から焼く予定だった残りの7800平方メートル分の野焼きを中止した。同署や実行委は、風向きの変化や突風の発生に対応できなかったためとみて詳しく調べている。

 市観光振興課の下垣英樹課長は「今後はこのようなことがないよう、気象の変化への対応や安全の確保に努めたい」と話している。

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