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甲賀・東山遺跡から「平城宮」規模の建物跡 追加調査で南北42メートル以上に

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 甲賀市信楽町黄瀬の「東山遺跡」で昨年12月に見つかった奈良時代中期の大型建物跡で、南北27メートル以上としていた建物の大きさが、追加調査で42メートル以上だと分かり、同市教委が26日発表した。奈良時代の平城宮(奈良市)にあった中心的な建物などと同規模という。建物跡は、奈良時代の一時期に聖武天皇が造営した紫香楽宮(しがらきのみや)の関連施設とみられており、遺物の発掘など調査を続ける。

 東山遺跡は、紫香楽宮跡に隣接。昨年12月までに約670平方メートルを調査し、建物跡は東西15メートル、南北27メートル以上の規模と判明。東西にひさしを持ち、全面が床張りだったことが分かった。今年1月から調査範囲を約160平方メートル拡張していた。

 今回は南北両側で、新たに柱の跡が見つかった。市教委によると、古代の建物跡では、平城宮の主要な建物や奈良~平安時代に存在した近江国庁(こうみこくちょう)の脇殿(大津市)など、宮殿や役所の中枢施設と同規模という。

 建物跡は、紫香楽宮の離宮の一部だったとする説や、聖武天皇が大仏造立のために作った関連施設などと推測されている。甲賀市教委は平成30年度から西に調査地域を広げる方針。平城宮跡など当時の宮殿と同様の建物配置になっているかや、関連する遺物の発掘などを行うという。

 市教委歴史文化財課は「大仏を作った施設だったのか、離宮だったのか、今後の調査で手がかりを求めていきたい」などとしている。

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