PR

地方 地方

次代の夢二ファン、着々根付く こども学芸員、活動7年目 岡山

Messenger

 大正ロマンを代表する画家、竹久夢二(1884~1934年)の作品を展示している岡山市中区の夢二郷土美術館で、「こども学芸員」の活動が4月で7年目に入る。同様の取り組みを継続的に行っている美術館は全国でも珍しく、夢二の出身地である県内で次世代のファンを育てる試みが着々と根付いている。

 こども学芸員は、夢二の魅力を将来世代に伝えようと、同館が主に県内の小中高生を対象に募集し、平成24年4月に10人で活動を開始。29年までに小学1年生から大学生までの計37人が参加している。

 任期は1年で、年8回程度の勉強会を通じ、夢二作品の鑑賞法や展示技術などを学び、学芸員としての知識を身に付ける。講師を務める同館の職員らは、既成の解説文を読ませたり、大人から「正解」を教えたりせず、子供らが自由に作品と向き合えるようにしている。1年間の活動の集大成として、各自が気に入った作品にオリジナルの解説を添えたパネルを作製し、毎年冬に開かれる展示会で披露する。来館者の前で実際に作品を紹介するギャラリートークも実施する。

 任期を重ねて学芸員を続けるケースも多く、24年から参加している岡山県立岡山朝日高2年の小椋将史さん(17)は「夢二の独特の世界観に魅力を感じた。多くの人にも作品の面白さを伝えたい」と話す。小嶋ひろみ館長代理は「夢二の作品は子供にも親しみやすく、素直な感性で作品を楽しんでいる。美人画だけではない夢二の魅力を広めたい」と語った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ