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笹子トンネル事故不起訴処分 遺族「解明を願っていた」

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 平成24年12月の中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故で23日、甲府地検が業務上過失致死傷の疑いで書類送検された当時の中日本高速道路社長らを嫌疑不十分で不起訴処分としたことを受け、刑事告訴した被害者遺族が「処分を遺憾」とするコメントを発表した。

 コメントでは「9名もの犠牲者を出した重大事故について、誰の責任も問えないということは、日本の司法の限界を示すものだ。遺族としては刑事裁判で事故の真相が明らかになることを願っていた。残念な結果となった」と不起訴処分への不満を訴えた。

 その上で「事故は自然に起こったものではない。トンネルの計画・設計・維持管理などで重大な過失があったからこそ起こった」と中日本高速の過失を改めて強調した。

 さらに、「過失の真相を明らかにしない限り、また同じような事故がどこかで起きることが想像される」と甲府地検の判断を批判した。

 今後については「あくまで事故の真相が明らかにされることを目指し、そのことを通じて事故の再発防止・未然防止がはかられることを願って方策を考える」とした。遺族らは検察審査会への申し立てなどを検討していくという。

 27歳だった次男の洋平さんを亡くした父、小林寿男さん(71)は取材に、「事故の本質は中日本高速が天井板撤去を見送ったことだ」と語った。

 小林さんは「天井板の撤去は中日本高速が21年に立てた『リフレッシュ計画』に盛り込まれていたが、工事が1年間に及ぶとして見送ったと聞いている。検察は関係者のパソコンをもっと詳しく調べるなどしてほしかった」と不満を訴えた。

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