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阿蘇火口見学の本格再開いつ? 活動活発化で再規制 熊本復興へ関係者やきもき

立ち入り規制がいったん解除された熊本県の阿蘇山・中岳第1火口を見学する観光客=2日(阿蘇市提供)
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 熊本県の阿蘇山・中岳第1火口の本格的な見学再開が、実現していない。2月末、周辺立ち入り規制が3年半ぶりにいったん解除されたが、火山活動の活発化などによる一時的な立ち入り制限や再規制がかかった。ダイナミックな活火山の火口見学は、熊本地震で大きな被害を受けた熊本の復興への弾みになると期待が高く、関係者はやきもきしている。

 「地震で観光客数が落ち込む地域の期待も大きい。自然活動なので100%はないと思っていたが…」。阿蘇市の秦美保子観光課長は落胆を隠さない。火口周辺約1キロの規制が、2月28日の解除のわずか3日後、火山活動がやや活発化しているとの気象庁の情報に基づき復活したためだ。

 直径最大約1100メートル、深さ約130メートルの火口が見学できたのは3月1日の約1時間と翌2日の計約9時間のみで、約1540人が訪れた。

 火口から約3キロのレストラン「ニュー草千里」の支配人、浜本雄一さん(40)は「火口見学ができないと知った客からの予約キャンセルも多く、やきもきしている。家族連れが増える春休みまでには再開してほしい」と早期再開を期待する。

 これまでも第1火口の見学は、大自然に翻弄されてきた。阿蘇市によると平成18~26年度、ガス濃度の上昇や悪天候、火山活動の活発化などで、平均で年間約100日は立ち入りできない状態だった。

 気象庁は今月15日「孤立型微動が多い状態は続いているが、火山性地震の回数は減り、徐々に火山活動は落ち着いてきている」との情報を出したが、規制解除の具体的な見通しは立っていない。関係自治体でつくる阿蘇火山防災会議協議会(事務局・阿蘇市)は活動が落ち着き次第、速やかに規制解除したい考えだ。

 阿蘇市の市原俊博防災交通係長は「安全があって初めて、阿蘇火山を楽しむことができる。今後も活動に注視していく」と話した。

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