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四日市あすなろう鉄道に線路見えるシースルー車両導入へ 「ナローゲージの価値知って」

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 「ナローゲージ」と呼ばれる全国でも珍しい狭いレール幅で知られる四日市あすなろう鉄道の特徴を間近に見てもらおうと、四日市市は車両床に設けた窓から線路が見える「シースルー車両」1両を導入する。貴重な鉄道であることをアピールし、乗客増を狙う。来年3月の運行開始を目指す。

 ナローゲージのレール幅は76・2センチ。新幹線や近畿日本鉄道各線などの143・5センチ(標準軌)の約半分で、JR在来線や伊賀鉄道などの106・7センチ(狭軌)と比べても狭い。戦前に全国各地で開通した軽便鉄道に採用されたが、現在残っているのは、あすなろう鉄道と三岐鉄道北勢線、黒部峡谷鉄道本線の3路線のみとなっている。

 シースルー車両は、市都市計画課の20~30代の職員4人が提案。昭和50年代に建造された車両の改造期に合わせ、床面に約60センチ四方の強化ガラスをはめこむ。事業費は800万円。JR四国の観光列車「アンパンマン列車」や千葉都市モノレールにもシースルー車両はあるが、線路を見せる目的での導入は初という。

 あすなろう鉄道の名は、「あす」への希望と「ナローゲージ」が由来。乗客減のため廃線の危機にあった近鉄内部線・八王子線を、近鉄と市が出資する第3セクターが平成27年4月に引き継いだ。26年度に年間346万人だった乗客は28年度には293万人に減少している。

 同課公共交通推進室の担当者は「床のガラス窓からは車輪も見えて臨場感が楽しめる。通勤や通学で使われている列車が実は貴重な存在であることを市民に知ってもらい、全国にもPRしたい」と話す。

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