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津「オーデン大門ビル」と伊賀「旧料理旅館九重」が国の登録有形文化財へ

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 国の文化審議会は9日、津市大門にある「オーデン大門ビル」と伊賀市上野西日南町の「旧料理旅館九重(ここのえ)」の本館・別館・門と塀の計4件を登録有形文化財(建造物)にするよう文部科学相に答申した。今回の答申で県内の登録有形文化財(建造物)は242件となる。

 オーデン大門ビルは、津市中心部の大門大通り商店街にある。昭和3年頃に四日市銀行(現在の三重銀行)の津支店として建設。鉄筋コンクリート2階建てで、正面には古代ギリシャ建築を模した石貼りの大円柱4本が並ぶ。古典的で重厚な外観は、昭和初期の銀行建築の好例とされる。

 周辺は先の大戦の空襲で大きな被害を受けたが焼失から免れた。16~33年は住友生命保険津支店などが入った。その後、酒店や毛糸販売店を経て、現在は子育て支援センターなどに利用されている。

 料理旅館九重は、大正13年頃に建てられた2軒並びの町屋で創業。昭和18年に大広間を持つ建物を増築し、24年に平屋の別館が建設された。

 本館は町屋部分と屋敷風の増築部分の2つの顔を持つのが特徴。別館は、出窓の障子に切られた丸窓や縁側の雪見障子など、風情を楽しめる意匠がある。

 平成10年に閉館したが、15年から本館の一部でうどんなどを提供する飲食店を営業。城下町の歴史を物語る建物として景観に寄与している。

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