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奈良公園でシカ噛んだ!? 人的被害が過去最多 6割が中国人、病気感染恐れ相談

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 奈良市の奈良公園で、観光客などが鹿にかまれるなどの被害に遭ったとの通報・相談数が今年度すでに過去最多を記録したことが6日、県や民間団体「奈良公園のシカ相談室」の調べでわかった。6割以上が中国人観光客で、狂犬病感染を恐れての通報・相談が多いという。県は「国内では半世紀以上、狂犬病は発生しておらず、感染の心配はない」としながらも、外国語表記の看板を設置し、注意して鹿と接するよう呼びかけている。(インターンシップ生 吉永有里)

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 県によると、奈良公園と鹿苑には1498頭(昨年7月調べ)の鹿が生息。昨年4月1日から今年2月28日までに寄せられた人身被害の通報・相談は171件で、過去最多だった平成28年度の118件をすでに上回った。通報・相談の約8割が外国人観光客で、国別では中国人が116人だった。

 被害の原因は、鹿せんべいを与えるのをじらして腹や手を甘噛みされたり、突進されてけがをするケースが多いという。県によると、中国人の通報・相談が多いのは、今も中国内では狂犬病が存在し、噛まれて感染症を心配するためだとみている。

 被害をなくすため、県では今年度から看板に被害に遭わない鹿との接し方を動画で見ることができるQRコードを貼るなど対策を取っている。また、シカ相談室では通報があれば簡単な治療をするほか、公園内をパトロールし、鹿に対する危険な行為には注意喚起している。

 シカ相談室の吉村明真室長(59)は「出産がピークを迎える6月は特に注意が必要。子鹿を守ろうと母鹿が攻撃的になる。できるだけ、子鹿がいる茂みなどには近づかないように」と話していた。

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