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大切に育てた「お嬢サバ」出荷 JR西の陸上養殖センター 鳥取

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大切に育てた「お嬢サバ」出荷 JR西の陸上養殖センター 鳥取

 地下の清浄な海水を使って陸上養殖し、生食ができるサバ「お嬢サバ」の本格出荷が始まり、5日、「JR西日本鳥取県岩美町陸上養殖センター」で出荷式が行われた。

 出荷式で、梅谷泰郎JR西日本米子支社長は「昨年6月に陸上養殖センターを開設し、お嬢サバを大切に育ててきた。大都市圏でたくさん食べてもらい、地域ブランドとして成長させたい」と挨拶。テープカットの後、お嬢サバを積んだトラックが関西へ出発した。

 体長20~25センチと姿づくりに適した大きさに育ち、同社では5月末までに2万5千匹の出荷を計画。6月には稚魚6万匹を投入し、次期の養殖を始める。

 地下海水によるサバの養殖は、県栽培漁業センター(湯梨浜町)が平成24年から試験開始。27年、同社が事業化に向けて共同研究に加わった。地下海水は地中で濾過(ろか)されるため、サバにアニサキスなどの寄生虫がつきにくく、生食可能な高付加価値のサバが育つ。

 これまで、サバ専門店を営む「鯖や」(大阪府豊中市)の店舗などで試験販売してきたが、JR西日本では本格出荷に伴い販売先を拡大。今月8日から関西を中心に回転ずし店など約80店が販売する。同社は、お嬢サバを鳥取で食べて楽しむツアー「駅プラン」を発売する。