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天理の高井病院に県内初の陽子線がん治療センター完成 治療開始は10月、副作用少なく

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 副作用が少ない「陽子線」を使ったがん治療を行う県内初の施設「高清会 陽子線治療センター」が天理市の高井病院に完成し、4日、報道機関向けの施設見学会が開かれた。陽子線治療施設の開設は、関西では兵庫県、大阪府、京都府に次いで4カ所目。

 陽子線治療はがんの放射線治療の一種。従来の放射線治療に使われるX線は、人体に照射するとがん細胞を貫通して周りの正常細胞まで傷つけるが、陽子線は標的となるがん細胞を狙い撃ちできるため、ダメージを最小限に抑えられる。そのため副作用が少なく、日常生活を続けながらの通院治療が可能だ。

 先進医療に位置づけられ、治療費は自己負担で約300万円かかるが、小児がんでは公的医療保険が適用される。4月からは前立腺がんや頭頸部がんの一部も新たに保険対象になる。

 同センターは、地下2階、地上2階建て(延べ床面積約1900平方メートル)で、陽子線治療室は1室。4月から外来診療を始め、陽子線治療は10月からスタートする予定で、初年度は年間約100人の患者の受け入れを想定している。

 センター内には県立医科大の陽子線治療研究施設も新設されるといい、吉村均センター長は「新施設は県全体の医療の向上に貢献できる。奈良でも放射線治療に興味がある医学生が増えることを期待する」と話した。

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