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陸自ヘリ、佐賀で一部飛行再開

 陸上自衛隊は22日、佐賀県神埼市の住宅に目達原(めたばる)駐屯地(同県吉野ケ里町)所属のAH64D戦闘ヘリコプターが墜落した事故を受け、停止していた同駐屯地のヘリの飛行を、事故同型機を除き再開した。同駐屯地が明らかにした。墜落現場周辺の飛行は避けるとしている。

 飛行再開の対象は、4機種で40機前後。目達原駐屯地では同日午前9時すぎに1機が飛び立ち、その後も数機が離陸した。

 佐賀県議会は同日、国に対し再発防止や原因究明を求める意見書を全会一致で可決した。意見書は「隊員の命を奪い住民をも巻き込む重大な事故で、自衛隊の信頼を揺るがしかねない。厳重に抗議する」とし、自治体への迅速な情報提供体制の確立も求めた。

 山口祥義知事は同日、記者団に「国防の任務があり、ある程度は受け入れないといけない。ただ、県民の不安への配慮は欠かさないでもらいたい」と述べた。

 事故は5日に発生した。陸自隊員2人が死亡し、墜落した住宅にいた女児が軽傷を負った。現場から東側に約1・2キロの範囲で集中して落下物が見つかったほか、部品が家の屋根を貫通したり、幼稚園の遊具に潤滑油が付着したりする被害も確認されている。