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藤岡ハンマー事故 「生徒らは危険性を認識」 第三者委が協議

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 県立藤岡中央高(藤岡市)で昨年12月、陸上競技用のハンマーが男子生徒の頭に直撃し、死亡した事故の検証と再発防止策について提言を行う第三者検証委員会は15日、第1回委員会を同校で開催。グラウンドの利用法について明確なルールがなかったことなどを問題点として指摘した。今後、半年間に委員会を2~3回程度開く予定だ。

 事故は昨年12月20日夕に発生。陸上競技部の3年の男子生徒が投げたハンマーが、練習を終え後片付けをしていたサッカー部の2年、大広一葉さん=当時(17)=の頭に直撃。大広さんはまもなく死亡した。

 委員会には、部活動の事故に精通する東京学芸大教授の渡辺正樹氏や、日本陸上競技連盟理事・競技運営委員長の鈴木一弘氏ら5人が参加。ハンマーを投げる際の安全対策や指導体制、当日の顧問の関わり方に問題がなかったかなどについて協議した後、ナイター照明下での事故現場の視察なども行った。

 その後、県教育委員会が会見を開き、協議内容などを報告した。

 委員らは、複数の部活動が同時にグラウンドを利用していた状況について、「特別とは考えていない。むしろ、利用方法がしっかりとルール化されずに、暗黙の了解とされていたのが課題」と指摘したという。

 事故当時、グラウンドの南面で練習していたサッカー部の生徒はいずれも、北面で陸上競技部がハンマー投げをしていると認識していなかった。3年の生徒がハンマーを投げる際、周囲に注意を促すため発したかけ声にも気づいていなかったという。

 また、事故が起きる前から、陸上競技部のハンマーなどがゴールポストのネットを破るなどのトラブルがあり、県教委は「生徒たちは危険性を認識していた」と説明。危険性が校長や教頭などの管理職に伝わっていなかったことも明らかにした。

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