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西郷どん長男で第2代京都市長・菊次郎の功績紹介 奄美と京都のFM局が共同制作へ

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西郷どん長男で第2代京都市長・菊次郎の功績紹介 奄美と京都のFM局が共同制作へ

 西郷隆盛の長男で、第2代京都市長を務めた西郷菊次郎(1861~1928年)の生まれ故郷である鹿児島県の奄美大島・龍郷町と京都市のコミュニティーラジオ局が共同で番組制作することになった。

 菊次郎は、西郷が安政の大獄を逃れて奄美大島に滞在していたときに島の女性との間に生まれた。薩摩側で西南戦争に参加した後、アメリカ留学などを経て外務省入り。米国や台湾で勤務した後、明治37(1904)年に京都市長となった。琵琶湖疏水の第2疏水建設、電気軌道(市電)敷設、上下水道整備の京都三大事業を推し進め、都市基盤整備に貢献した。

 龍郷町の「エフエムたつごう」と京都市の「京都三条ラジオカフェ」は全国25のNPO(民間非営利団体)ラジオ局からなるNPOコミュニティ放送全国協議会で旧知の仲。今年は明治維新から150年の節目で、NHKの大河ドラマ「西郷どん」が放映されていることから、共同で菊次郎の番組を制作する企画が持ち上がった。

 「奄美とセゴドン~京都市長になった“しまっちゅ”」のタイトルで、生まれ故郷の龍郷町と市長として赴任した京都市での足跡をたどる歴史探訪番組となる。4月に5回の連続番組として放送する予定。郷土史研究家の解説やミニドラマなども盛り込むという。

 これに先立ち、竹田泰典町長や窪田圭喜町会議長らが京都市役所を1月末に表敬訪問。町長らは地元の特産品である大島紬(つむぎ)の着物姿で、市側も門川大作市長と寺田一博市会議長が和服姿で応じた。

 竹田町長は「郷土の誇りの菊次郎先生が市長として活躍された地を訪問できたことは大変な喜び。先生のご縁でさらに交流が深まればと思っている」とあいさつ。

 門川市長も菊次郎の京都での功績を説明しながら「心から歓迎します。ラジオ局の縁でこういう場ができたことをうれしく思う」と応じた。