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森の大切さを子供たち学んで 和歌山・有田川町に環境絵本寄贈

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森の大切さを子供たち学んで 和歌山・有田川町に環境絵本寄贈

 エコなまちづくりを進めている有田川町に、森の大切さが学べる子供向けの環境絵本が8日、寄贈された。同町は、絵本コンクールの開催をはじめとした絵本のまちとしても知られる。寄贈された絵本は町内すべての保育所や小学校などに配られるほか、読み聞かせイベントなどで活用されるという。

 同町では、資源ごみの売却益や町営の小水力発電所を軸にした有田川エコプロジェクトに取り組んでいる。

 環境絵本は、環境省が発行し、大手菓子メーカー「カルビー」の子会社「カルネコ」(東京都千代田区)が企画した。

 赤ちゃん用の「もりでみーつけた」▽幼児用の「ギーコギーコトントン」▽小学校低学年用の「日本の森がないている」▽小学生以上用の「STOP!地球温暖化 ぼくらにできること」-の4冊組み。木や森に親しめる内容をはじめ、地球温暖化について解説したり、節電など地球のためにできることを紹介したりした内容で、各地で千セット以上が寄贈されているという。同町には26セットが贈られ、1月下旬のエコフェスタで一部の作品の読み聞かせが行われた。

 この日の贈呈式では、同社の加藤孝一社長が、台風や豪雪について触れ、「こうした気候は温暖化、温室効果ガスに起因するといわれるが、国内では二酸化炭素を吸う森林のメンテナンスができていない」と指摘。「森の事情や地球環境の問題が理解できる大人に育ってもらいたい」と話した。中山正隆町長は「絵本は親と子とのつながりを構築できる大切なツールでもある。森林の整備は災害対策にも重要で、子供たちにも森の大切さを学んでもらえるはず」と述べた。