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世界遺産と候補地巡る 奄美・屋久島など結ぶ新航路、3月から試験寄港

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世界遺産と候補地巡る 奄美・屋久島など結ぶ新航路、3月から試験寄港

屋久島に寄港する「フェリー波之上」(マルエーフェリー提供) 屋久島に寄港する「フェリー波之上」(マルエーフェリー提供)

 世界自然遺産登録を目指す沖縄本島や鹿児島県・奄美大島などを結ぶフェリーが3月4日から、同遺産の鹿児島県・屋久島に試験的に寄港する。マルエーフェリー(奄美市)が運航する。沖縄と奄美が今夏の審査を経て遺産登録されれば、複数の世界遺産を巡る航路となり、観光客の利用増加が見込まれる。

 同社によると、これまでは寄港地の追加はできなかったが、国土交通省の特例措置を活用する。同社は全国でも珍しいとしている。試験期間の1年を過ぎた後も、利用者が多ければ継続する。

 屋久島に寄港するのは、那覇から奄美群島を経由して鹿児島に向かう「フェリー波之上」(約8千トン、旅客定員707人)の上り便。4日に1度運航しており、那覇を朝出港し、奄美大島の名瀬港などを経て、翌朝、鹿児島港に到着する。

 20人以上の希望があれば、名瀬港の後、屋久島に寄港する。那覇出港の10日前までに申し込む必要がある。

 名瀬から屋久島の宮之浦港までの2等和室運賃は大人で8050円。屋久島寄港を記念し、3月のみは4050円とする。

 世界自然遺産登録を目指すのは「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」。国際自然保護連合(IUCN)の勧告を経て、夏の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で審査される。