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日本海の「美食旅」テーマ 新潟県と庄内で来年観光イベント

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日本海の「美食旅」テーマ 新潟県と庄内で来年観光イベント

 JRと自治体などが取り組む大型観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン」(DC)が来年10~12月、本県と羽越線で結ばれる山形県の庄内エリアを対象に「日本海『美食旅(ガストロノミー)』」をキャッチフレーズに繰り広げられる。本県での開催は平成26年4~6月以来、5年ぶり9回目。県はDCを機に庄内と本県を結ぶ広域観光の流れを加速させたい考えだ。

 DC推進協議会の顧問を務める米山隆一知事らが23日、県庁で発表会見を開いた。佐渡▽村上・新発田▽新潟・阿賀▽弥彦・三条▽長岡・柏崎▽湯沢・魚沼▽妙高・上越▽庄内(山形県鶴岡市、酒田市、三川町、庄内町、遊佐町)-の8地域に分け、展開する。

 米山知事は今年4月に新潟駅で実現する新幹線と在来線の同一ホーム乗り換えを生かし、新潟と庄内エリアの周遊旅行を促進するとともに、上越、北陸新幹線を活用して沿線地域の間での連携を強化すると説明。「キャンペーン期間外も世界中に知られるよう頑張りたい」と述べた。

 ガストロノミーは「美食学」の意味。DCの総合プロデューサーに就いた雑誌「自遊人」編集長の岩佐十良(とおる)氏は「食を通じて地域を知り、自分たちの文化の素晴らしさに気づいてもらいたい」と話した。両地域に共通する食、酒などの魅力を中心に歴史や風土を背景にしたストーリーを伝える仕組みを作るという。

 開催前の今年10~12月をプレDCと設定し、十日町市などで開かれる「大地の芸術祭」といったイベントに絡めて盛り上げを図る。JR東日本新潟支社の今井政人支社長は「本県と庄内エリアの架け橋となるべく、さまざまな取り組みを進めたい」と話した。