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希少種の水鳥カイツブリ、ヨシない場所でも木の枝など巧みに利用 琵琶湖博物館調査

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 県のレッドデータブック(平成27年版)で希少種とされている水鳥「カイツブリ」が、水草のヨシの多い場所ほど生息割合が高くなる一方、ヨシのない場所でも木の枝が水面に垂れた場所などを巧みに利用しながら生息している実態が、県立琵琶湖博物館の市民調査で分かった。

 同博物館が公募したフィールドレポーターによる調査。これまであまり知られていなかった夏の繁殖期のカイツブリについて、昨年4~8月、県内286地点で生息状況を調べた。

 その結果、カイツブリは琵琶湖岸だけでなく内陸部の池や沼などでも確認され、広く県内に分布していることが判明。6月以降は生息地点の約半数で子供の姿も見られた。

 人口が集中する大津市坂本から草津市矢橋にかけての南湖西部と南部周辺では、湖岸でも内陸でもカイツブリの生息は確認できなかった。

 調査地点のヨシ帯の面積を調べると、ヨシ帯が1万平方メートル以上の地点では9割近くでカイツブリが生息していたのに対し、1千平方メートル以上5千平方メートル未満では約8割、100平方メートル以上500平方メートル未満では7割以下に減少。

 カイツブリは、外敵から身を隠したり巣作りしたりするためにヨシを利用するといい、ヨシ帯の面積が小さくなるほど生息する割合が減少傾向にあることが裏付けられた。

 一方で、ヨシ帯のまったくない場所でも、約4割の地点でカイツブリが生息していることが新たに判明した。

 このうち、湖岸の木の枝などが水面に垂れ下がった地点でより多くの生息が確認されたといい、カイツブリはヨシのない場所でも、こうした木の枝の影などを利用して生息していることが分かった。

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