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井村屋「あずきバー」、過去最高の売上本数 新商品開発に追い風

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 あんまんなどで知られる津市の老舗菓子製造会社井村屋。看板商品の「あずきバー」は「世界一硬いアイス」と呼ばれ、昨年は硬さを逆手に取った専用かき氷器が話題になった。「若者にも和菓子に親しんでほしい」。思わぬ追い風を背に新商品開発にも力を入れる。

 「思いついたときは『行ける』と盛り上がるが、ほとんどボツ」。同社開発部で冷凍菓子チームの課長を務める北将之さん(40)は笑う。熱帯魚から着想を得たスケルトンたい焼き、糖質カットブームに乗ったグラノーラおはぎ…。多くの商品が浮かんでは消えた。

 和菓子は本来、店舗で早朝に作られ、その日のうちに楽しんでもらうもの。あまり保存料を使わずに流通させるには冷凍する必要があるが、解凍すると食感は失われる。重要なのは水だ。

 苦心の末、平成28年9月に販売開始したクリームチーズ大福は、あんこの代わりにチーズを餅で包んだ。チーズと合わせるためにコメの風味をあえて抑えるバニラフレーバーを入れたのが特徴だ。チーズの水分量で試行錯誤を繰り返し、作りたてと遜色ない食感を実現。商品化にこぎ着けた。

 あずきバーは29年度上期、過去最高の売上本数を記録。井村屋は同年12月、東京証券取引所と名古屋証券取引所で1部上場を果たした。「和菓子にはほっと落ち着かせるような魅力があり幅広い年代層に向く」と北さん。「酒と一緒に楽しむ和菓子もいいな」とアイデアを練る。

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