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東京・向島の弘福寺、爺婆像に風邪除け祈願

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東京・向島の弘福寺、爺婆像に風邪除け祈願

弘福寺の境内にある「咳の爺婆尊」に風邪除けを祈願する参拝者=墨田区向島 弘福寺の境内にある「咳の爺婆尊」に風邪除けを祈願する参拝者=墨田区向島

 寒さが増してインフルエンザが本格的な流行期を迎えるなか、東京都墨田区向島の弘福寺では、境内にある石像「咳(せき)の爺婆尊(じじばばそん)」に風邪除け祈願に訪れる参拝者が増えている。

 石像は高さ約55センチ×幅約45センチの「爺像」と、約75センチ×約60センチの「婆像」の2体が、寄り添うようにして小さなほこらの中にまつられている。制作者である江戸時代の禅僧・風外(ふうがい)の名にちなんで、「『風の外』だから風邪に効き目がある」と古くから庶民の信仰を集めてきた。

 「爺像」は口中の病気に、「婆像」は咳に効くとの区別があるものの、2体一緒にまとめてお参りすると「一層霊験あらたか」とされ、全快した折にはいり豆と番茶をお供えする習慣がある。同寺によると「冬になると多くの人が参拝に訪れ、12月末から2月頃にかけては入試を間近に控えた受験生や高齢者が熱心に手を合わせている」という。